USB外付けHDDをext4にフォーマットする手順
この記事は、2013年08月27日にQiitaで投稿した以下の記事を転記したものです。
USB外付けHDDをext4にフォーマットする手順
https://qiita.com/ikuwow/items/c5832fd823e869825c80
現在の状況を確認し、パーティションを削除
dfコマンドで、現在マウントされているディスクの状態を見る。-hオプションは、通常KB単位で表示される容量をMBやGBで表示してくれるオプション(human readable)。
# df -h
Filesystem Size Used Avail Use% マウント位置
/dev/sda3 2.0G 462M 1.4G 25% /
tmpfs 939M 8.0K 939M 1% /dev/shm
/dev/sda1 291M 74M 202M 27% /boot
/dev/sda6 49G 2.5G 44G 6% /home
/dev/sda9 291M 14M 262M 6% /tmp
/dev/sda7 9.7G 2.4G 6.8G 26% /usr
/dev/sda8 2.0G 39M 1.8G 3% /usr/local
/dev/sda5 97G 3.4G 88G 4% /var
sdaがこのCent OSの内蔵ディスクについた名前で、あとの数字がパーティション番号を表す。今のサーバのスペックをNECのサイトで確認したらHDDはIDEだけど、それならhdaじゃないのかなあ? わからないがスルーする。
次にUSB外付けHDDを接続し、どの名前で認識されているかを確認。/var/log/dmesg
を見るとよいらしい。ここではsdbだとあたりをつけて先に進む。
ここからfdiskコマンドを駆使する。/dev/sdb
を操作。
# fdisk /dev/sdb
警告: DOS互換モードは廃止予定です。このモード (コマンド 'c') を止めることを
強く推奨します。 and change display units to
sectors (command 'u').
コマンド (m でヘルプ):
警告は無視で良いらしい。fdiskのコマンドプロンプトに入る。
p
で状態を表示、d
とパーティション番号指定でパーティションを削除、w
でこれらの操作を書き込み。
コマンド (m でヘルプ): p
ディスク /dev/sdb: 500.1 GB, 500107862016 バイト
ヘッド 255, セクタ 63, シリンダ 60801
Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 バイト
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト
I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes
ディスク識別子: 0xe6dbb923
デバイス ブート 始点 終点 ブロック Id システム
/dev/sdb1 * 1 13 102400 7 HPFS/NTFS
パーティション 1 は、シリンダ境界で終わっていません。
/dev/sdb2 13 59448 477408256 7 HPFS/NTFS
/dev/sdb3 59448 60802 10873856 7 HPFS/NTFS
コマンド (m でヘルプ): d
パーティション番号 (1-4): 1
コマンド (m でヘルプ): d
パーティション番号 (1-4): 2
コマンド (m でヘルプ): d
選択した領域 3
コマンド (m でヘルプ): p
ディスク /dev/sdb: 500.1 GB, 500107862016 バイト
ヘッド 255, セクタ 63, シリンダ 60801
Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 バイト
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト
I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes
ディスク識別子: 0xe6dbb923
デバイス ブート 始点 終点 ブロック Id システム
コマンド (m でヘルプ): d
領域が定義されていません
コマンド (m でヘルプ): w
パーティションテーブルは変更されました!
ioctl() を呼び出してパーティションテーブルを再読込みします。
ディスクを同期しています。
新たにパーティションを作成し、ext4でフォーマットする
もう一度fdisk /dev/sdb
で、n
コマンドで新たなパーティションを作成。パーティション番号、最初シリンダ(笑)、Lastシリンダを入力。まあ初期値でよい。
コマンド (m でヘルプ): p
ディスク /dev/sdb: 500.1 GB, 500107862016 バイト
ヘッド 255, セクタ 63, シリンダ 60801
Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 バイト
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト
I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes
ディスク識別子: 0xe6dbb923
デバイス ブート 始点 終点 ブロック Id システム
コマンド (m でヘルプ): n
コマンドアクション
e 拡張
p 基本パーティション (1-4)
p
パーティション番号 (1-4): 1
最初 シリンダ (1-60801, 初期値 1): 1
Last シリンダ, +シリンダ数 or +size{K,M,G} (1-60801, 初期値 60801):
初期値 60801 を使います
コマンド (m でヘルプ): p
ディスク /dev/sdb: 500.1 GB, 500107862016 バイト
ヘッド 255, セクタ 63, シリンダ 60801
Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 バイト
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト
I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes
ディスク識別子: 0xe6dbb923
デバイス ブート 始点 終点 ブロック Id システム
/dev/sdb1 1 60801 488384001 83 Linux
コマンド (m でヘルプ): w
パーティションテーブルは変更されました!
ioctl() を呼び出してパーティションテーブルを再読込みします。
ディスクを同期しています。
mkfs.ext4というコマンドで、sdb1をext4にフォーマット。これは少し時間がかかる。
# mkfs.ext4 /dev/sdb1
mke2fs 1.41.12 (17-May-2010)
Filesystem label=
OS type: Linux
Block size=4096 (log=2)
Fragment size=4096 (log=2)
Stride=0 blocks, Stripe width=0 blocks
30531584 inodes, 122096000 blocks
6104800 blocks (5.00%) reserved for the super user
First data block=0
Maximum filesystem blocks=4294967296
3727 block groups
32768 blocks per group, 32768 fragments per group
8192 inodes per group
Superblock backups stored on blocks:
32768, 98304, 163840, 229376, 294912, 819200, 884736, 1605632, 2654208,
4096000, 7962624, 11239424, 20480000, 23887872, 71663616, 78675968,
102400000
Writing inode tables: done
Creating journal (32768 blocks): done
Writing superblocks and filesystem accounting information: done
This filesystem will be automatically checked every 30 mounts or
180 days, whichever comes first. Use tune2fs -c or -i to override.
マウントする
/mnt/backup_exHDD
ディレクトリを作成して、そこにマウント。ディレクトリ名はもちろん任意。
# mkdir /mnt/backup_externalHDD
# mount /dev/sdb1 /mnt/backup_exHDD
無事マウントされていれば、dfで様子が見られるはず。
# df -h
Filesystem Size Used Avail Use% マウント位置
/dev/sda3 2.0G 462M 1.4G 25% /
tmpfs 939M 8.0K 939M 1% /dev/shm
/dev/sda1 291M 74M 202M 27% /boot
/dev/sda6 49G 2.5G 44G 6% /home
/dev/sda9 291M 14M 262M 6% /tmp
/dev/sda7 9.7G 2.4G 6.8G 26% /usr
/dev/sda8 2.0G 39M 1.8G 3% /usr/local
/dev/sda5 97G 3.4G 88G 4% /var
/dev/sdb1 459G 198M 435G 1% /mnt/backup_exHDD