社内勉強会で「パーフェクトPHP」を紹介しました。

毎月ある社内勉強会で、いまさらながらパーフェクトPHPを読んで発表してきました。

PHPの書籍には超初心者向けの本も多い中、この本は上級者向けの本。 他のプログラミング言語で日常的に開発をしている人か、PHPの基本をだいたい身につけた人が対象。

言語仕様やセキュリティなどについて、本当の基本は知っている前提としながら PHPのプロとしてここは知っておかなければならないという項目を中心に紹介されている。

特に面白かったのが第3部のフレームワーク構築。 簡単なMVCフレームワークの作り方が載っていて、実際に手を動かしながら ControllerやRouterの動きがわかる。

また作成したフレームワークをもとにTwitterのようなミニブログを作る章もあり、 実際にどれだけフレームワークが便利なのかよく分かる。

CakePHPやLaravelなど幾つかPHPのフレームワークは使ったことがあるが、 動作を完全に理解してるかと言われるとそうではなかった。 この本読むとMVCの基本動作がわかるので、 Dispatcherからどう各クラスが呼び出されているのか、 フレームワークのソースを更に読み込みたくなる。

以前「PHPサイバーテロの技法」を読んだ時もそうだったが、 今自分がPHPに関して勉強すると「よりソースを読みたくなる」「ソースを読んだ時の理解が格段に上がった」 のような成長を実感することが多い。 コードを読むということの大切さを実感。

生PHPとフレームワークの間を頭のなかでつなげるために、 この3連休でひとまずCakePHPのコードを見ることにする。

総括するととってもいい本。これをちゃんと読んだら「PHPできます」って言おうと思う。