転職してました。

この記事は退職者 Advent Calendar 2017の21日目の記事です。 3日ぐらい遅刻してすみません・・・。


今年(2017年)の9月に新卒で入ってから2年半ほどいたレバレジーズ株式会社を辞めて、10月にSMS株式会社に入りました。

経緯

今年の2月ぐらいからふんわり転職を考え始めていました。 会社の勢いや周りのノリに乗っかって、自分のモチベーションの赴くままに2年近く同じチームで仕事をしていたので、 いままでのキャリアの棚卸しをしようと思い立った感じです。 エンジニアの人材紹介サービスをに片っ端から登録し、 ものすごい数のメールをフィルタリングしながらいろんな会社を見始めました。

3月あたりからエージェントやヘッドハンターと会うなど人知れず転職活動を始めていました。 かなりのんびり転職活動をしていましたが、7月頃から内定をいくつかもらいはじめて8月末で決めました。

8月の終わりにボスに辞めるといい、9月末に退社。 有給は結構使ってしまっていたので残せていなくて1週間もモラトリアムできませんでした。 たまたまいく先が競合意識してる会社でどこにいくかはあまり人には言わなかったので、 気づいたら辞めてたと思っている人も多いかもしれません。。。。

なんでやめたの

だいたいの転職のモチベーションは、より入りたい会社が見つかった時と、 今いる会社と自分があっていないことを感じた時に起こります。 僕の場合は、転職を考え始めた段階は前者でしたがだんだん後者寄りになっていきました。

そしてだいたいの仕事の不満は、1) 人の決めた優先順位が気に食わない か、 2) 仕事が多すぎる のどちらかです。 2)は基本的に自分でコントロールして仕事が多くなりすぎないようにしていたのですが、 そうすると今度はボトルネックが1)に移動し、という流れがありました。

そして嫌なものや辛いものに会ったときは、1) やっつける 2) 逃げる 3) 友だちになる の3択です。 例えば会社のこういう制度や仕事の仕方や文化が気に食わない、となったときに、 自分でそういうのを変えにいくのが「やっつける」で、転職するのが「逃げる」で、 そういう現状をうまく利用してやっていくのが「友だちになる」ですね (「友だちになる」がいいことで「逃げる」は悪いことのように見えるがそういう意図はない)。

一言で言うと 「今の組織の文化とやりたい方向性が自分の進みたい方向性とあっておらず、 新しいところの文化とやりたい方向性が自分の進みたい方向性とあっているから」 ですね。

何してたの

新卒で入ったときは上に書いたようなことは気にしていなくて、 整っていないところがあるなら整えたい、自分の力を発揮したい、という気持ちが強かったです。 多くのエンジニアの望む、開発の基盤がちゃんと整っていて勤怠とか制度が厳しくなく、 技術に集中できて新しくて面白いことに挑戦しいやすいところ、 とはモチベーションが逆でした。

入ったところでは案の定テストがなかったりまともにパッケージ依存関係を解決できていなかったりという状態で、 普通の開発などをやりつつそういう整ってない部分を直していました。

結構自分がいる間にサービスを動かせたと思うので、達成感はそれなりに感じています。 依存関係をきちんとcomposerで管理して(アプリはPHP)、ビルドも整えて、 AWSでデータの分析の基盤を作って、WebサーバーをGKEに載せ替えて、 テスト書けるようにしてCIで回して、皆が同一のコンテナで開発できるようにしたりもしました。 普通の機能開発や公開API作ったりや、広告配信とかメールの配信の部分を整えたりもしていました。 (当然どれも一人でやったわけじゃないです)

あと会社の採用活動に関わることも多くあったので、 会社にある程度の影響を与えられたんじゃないかと思います。

結局なんでやめたの

2年ほどいるとこの会社でどういうことが今後求められるのかが見えてきたときに、 自分に求められるのは技術的な部分でないなと感じたからです。 会社の方向性にしたがってチームの利益を最大化してサービスを良くしていこうとすると どんどん自分のやりたいことと離れていきそうだった感じです。

当然まったく技術が求められないわけじゃないし、 会社全体のエンジニア組織や開発のやり方をどうにかしなきゃいけないこともよく分かっていたんですが(少なくともそのつもり)、 自分の今やりたいこととは全然合わないと感じていました。 まだ自分の技術力に満足してないし技術で難しい課題解決していきたいが、 会社としては満足なようでもっといわゆるマネジメントや組織づくりの方を期待される、みたいな。 なんならまだペーペーで技術を修行したいと思ったのです。 このあたりが一番の理由ですかね。

技術に対する思想というか方針がないというのもありました。 このためかいい人を採用できてもうまくマネジメントできず力を生かせずに離れていったり、 評価基準に不満を持つ人が多かったり、不必要にシステムを内製化してリソースを使うなど 奇妙な判断がなされていたのかなと感じます。 社内のエンジニアにはこうなってほしい、こういう人が必要だという像も不明確でした。

また営業中心な文化に疲れてしまったというのもあります。 朝の朝礼まあよいとして、徹夜前提の研修や社員旅行、全社総会パーティーなど 個人的に気持ち悪いと感じるものが増えてきてしまっていました。 入ってすぐの頃は新卒入社の人たち中心の文化はむしろありがたいぐらいだったのですが、 だんだんそのあたりのしがらみも億劫になってきていました。

それに加えて今までインターン時代も含めて人材業界+PHPみたいな場所にずっといたので、 もっと自分の関わったことのない業界で、 触ったことのないスタックで技術に触れたいと思い、じゃあどこの会社だ、と考えるようになりました。

新しいところで何してるの

いわゆる介護事業所の経営管理システムに携わっていて、 SREチームという名前でパフォーマンス改善やAWSのコスト削減に取り組んでいます。 Site Reliability Engineeringができているかどうかは甚だ疑問ですが、 技術のレイヤーや種類にこだわらず価値を出していきたい(何エンジニアです!とはっきりと説明できない) 自分には合っている役割だと今のところ感じています。

アプリはJavaなのでJavaに本格的に触れ始めました。 やっぱりPHPと違って型がある方が副作用が少なくて好きです。ただしHibernateは許さん。

アプリケーションが大きく(負債も大きい)、現状の技術スタックに対する深い理解と構成と、 業務知識などがちゃんとないと難しいので一つずつ理解を進めています。

(自分にとって)新しく難しいことをやっていて、 整っていないところを整えたりしているので、 前職のときのモチベーションと新しく湧き出たモチベーションがどちらも満たせていい感じです。 アプリケーションはかなりレガシーで辛い部分も多いですが、 基本的に自分はアプリケーションや開発する対象の抱えるつらみが仕事のつらみになったことはあんまりないので、 無問題です。(だいたい仕事のつらみは人からくる)

Slackの日報チャネルで「今日もノーバリューでつらい」的なことを書いていたら、 ボスに(そう自分で言っていることを)指摘され「ミスターノーバリュー」というあだ名が付いたりしていました。 これから勢いよく挽回していきたいと思います。

新しいところはどんなところなの

職場はかなりいい感じです。

文化の違いで言うと、前職では自分をおっさんだと自覚されるシーンが多かったものの若者扱いされたのが新鮮でした。 前職の新卒文化が強いところから、新卒採用ほとんどやっていない(少なくともエンジニアはそのはず)ところにきたので、 雑用や忘年会の企画を新卒に任せるとか、悪い意味での新卒文化がないです。 また不必要な残業などないし、「業務外でやる」という謎の言葉も存在しないです。

会社の中ではエンジニアのいる組織だけ(おそらくボスの権力によって)我が道を進んでいるようで、 比較的勤怠が緩かったり、SlackやGitHubでのコミュニケーションが洗練されていたり、 今時のエンジニアの価値観で流れている感じです。 服装も実際は会社で決まっているものよりだいぶゆるいです。 研修のときにWindows PCを配布されてビビっていたものの、 Macを使うことが人権と同等とみなされている価値観がそこにあることがわかり間もなくMacが手渡され安心しました。

面接の時にエンジニアのボス(今のボス)の話からこんな感じのエンジニア組織だとわかっていて、 事業のトップの人からも技術の重要性を理解している旨を聞いていて、 いまのところだいたいそのとおりなので不満とかは全くないです。

まあ組織にもプロダクトにもまだ問題は非常に多くあるわけですが、ここ数ヶ月で結構よくなってきたようで、 今後もどんどん確実に良い方向に変えていけそうだなと感じています。 最近ではチーム全体の根本的な意識ややり方を変えるための基礎知識をつけるための読書の習慣が始まっていて、 仕事中ずっと本を読んでいる時間があったりします。 最近はユーザーストーリーマッピングを読みました。とても学びが多いのでオススメです。

仕事以外だとどうなの

めちゃくちゃ体調を崩しました。。。 10月から今まで2回ぐらいしっかりと風邪を引き、入社3ヶ月目にして見事に有給に余裕がありません。 職場という長く過ごす環境が変わったのと、朝起きる時間が早まり、 通勤時間が伸びて大嫌いな人混みに飲まれながら通勤し始めたストレスにやられたんだと思います。 この記事も風邪を引いていて書くのが遅れました。ごめんなさい。 電車通勤をやめるために引っ越しか自転車通勤を検討中です。

転職活動を始めてから 収入があるたびに(多くはいわゆる給料日)更新するスプレッドシートを作って 年収の最大風速を常観測するようにしました。 まだ学校を出てフルタイムで働き始めて3年目なので今のところは単調増加でいい感じです。

あといろんなことを内省しまくっています。 抽象的なテーマの本を読み、散歩しながら思考を巡らせ、ブッダの教えのを学びながら瞑想しています。 内省しすぎて技術について学ぶことがおろそかになりつつあるのがまずいのでもうちょっと技術書を増やします。 ブッダはものすごく現実主義でとてもためになるのでおすすめ。 いつの間にかKindle版が発売されていたので書い直そうか検討中です。

あと11/17に発売されたポケットモンスターウルトラムーンをプレイしていて、図鑑は完成し今はレーティングバトルを楽しんでいます。 いまはコケコライチュウ構築でいかにスカーフorチョッキ持ちランドロスを正面突破するかを考えています。

教訓

教訓は、他の会社に「入りたい」気持ちよりも会社を「辞めたい」気持ちのほうが大きい状態で転職をすると自分の判断が鈍る、ということでした。 遠ざかることだけを考えているとどこへ向かうかわからないけど、向かう目標が定まっていればだいたい間違わないですからね。